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2歳からの【台所育児】実際にやってみた子どもの変化やメリット

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台所は日々の食事の舞台であり、家族の絆を深める大切な場所です。

子どもたちを料理に参加させることで、食への関心を育み、豊かな情操を養うことができます。

この記事では、子どもと一緒に台所で料理をしながら学べる「台所育児」の基本的な考え方や、実践のポイントを解説します。

子育ての新たな視点として、台所育児に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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台所育児とは何か

台所育児とは、ママ・パパと子どもが一緒に台所に立ち、食材を切ったり、コンロを使って調理をすることです。

この育児方法では、子どもの自立心や生活力を育むだけでなく、食材の扱いや調理のプロセスを通して、食育や好き嫌いの克服にも役立ちます。

実際に台所育児を始める年齢には決まりはありません。

子ども自身が「やってみたい」という気持ちを持ったら、簡単なことから挑戦してみましょう。年齢によってできることは異なりますが、基本的には刃物を使わない工程から始めるのがおすすめです。

台所育児は子どもにとっても魅力的な経験であり、達成感を味わうことができます。子どもが自分で食材を切ったり調理したりすることによって、料理のプロセスや食材の変化を実感し、五感をフルに刺激することができます。

安全管理が重要なポイントです。子どもの年齢や性格、発達の様子によっても始めるタイミングは異なります。注意深く子どもを見守りながら、ケガや事故に十分な注意を払いましょう。

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台所育児のメリット

台所育児にはさまざまなメリットがあります。子供と一緒に台所で料理をすることで、次のような経験や成果を得ることができます。

自己肯定感の向上

子供が台所でお手伝いをすることで、完成した料理やお料理の一部を作ることで達成感を味わうことができます。自分の手で美味しいものを作り出せるという経験は、自己肯定感を向上させる助けとなります。

食べ物への理解と食育の機会

台所での作業を通じて、子供は食材の切り方や調理の手順を学びます。

生の食材と加熱したものの味や食感、香りの違いを体験することで、食べ物に対する理解を深めることができます。

また、台所育児は食育の機会ともなります。食材の選び方や栄養バランスなどを子供に教えることで、健康的な食生活への意識を養うことができます。

親子の絆の深化

台所育児は親子のコミュニケーションや絆を深める絶好の機会です。一緒に料理をすることで、子供との会話や楽しい時間を共有することができます。

また、子供が自信を持って料理を完成させた時には、親としての喜びや誇りを感じることができます。

自立心や責任感の養成

台所育児は子供に責任感や自立心を養う機会を提供します。一人前の料理を作るためには、食材の準備や調理、片付けなど、様々なタスクをこなさなければなりません。これらの過程で子供は自分の役割や責任を理解し、自ら行動する力を培うことができます。

健全な食習慣の形成

台所育児を通じて、子供に健全な食習慣を形成することができます。一緒に料理をすることで、子供は食べ物の原料や調理の過程を知ることができます。

また、自分で作った料理を食べることで、食べ物の味や品質に対する意識が高まります。健康的な食事の重要性を理解し、バランスの取れた食習慣を身につけることができます。

台所育児は子供にとって調理技術や食事に関する知識を得るだけでなく、自己肯定感や責任感、食習慣など、さまざまな成長の機会を提供してくれます。親子で一緒に料理をしながら、楽しく学び成長することができるので、ぜひ始めてみてください。
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子ども包丁の選び方

台所育児を始める際には、子ども向けの調理器具や包丁を用意することもおすすめです。これらは子どもにとって使いやすく、安全な設計がされています。

子どもに適した包丁を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。これらのポイントを押さえることで、子どもの包丁選びがスムーズになります。

刃の種類

子ども包丁には、年齢に応じて選ぶべき刃の種類があります。

・初級:刃付けなし(対象年齢:2歳以上)
・中級:ぎざぎざ刃(対象年齢:3歳以上)
・上級:本格的な刃(対象年齢:7歳以上)

包丁が上級になるほど切れ味はよくなりますが、安全性にも注意が必要です。
ただし、上級の包丁ではより多くの食材を切ることができるため、子どもが成長するにつれて購入し直すこともおすすめです。

本格的な刃の子ども包丁なら、皮むきもできます。成長に合わせて適切な刃の種類を選ぶことが大切です。

サイズ

子ども包丁はサイズが大きく異なります。大きすぎる包丁は重くて使いにくいだけでなく、ハンドルも子どもの手に合わないことがあります。子どもが使いやすいサイズの包丁を選ぶために、対象年齢を参考にしましょう。

柄の素材

柄の素材も重要です。子どもの手は小さいため、滑りにくくて持ちやすい素材の柄が必要です。安全な選択肢としては、樹脂製のハンドルがあります。商品の詳細ページで柄の素材を確認しましょう。

食器洗浄機対応

食器洗浄機対応の子ども包丁を選ぶと、お手入れが簡単です。使用後は、他の食器と一緒に食器洗浄機に入れることができます。手で洗う場合よりもケガの心配も少なくなります。食器洗浄機対応の包丁を選ぶと便利です。

子どもの成長に合わせて、刃の種類、サイズ、柄の素材、食器洗浄機対応などのポイントを考慮して、適切な子ども包丁を選びましょう。安全性と使いやすさの両立が大切です。

2歳から台所育児を始めるポイント

台所育児を始める年齢には決まりはありませんが、一般的に言葉の理解や手先の運動機能が発達中の2歳頃から始めることがおすすめです。ここでは、2歳から台所育児を始める際のポイントをご紹介します。

包丁を使う前に広いスペースで行う

包丁を使い始める前は、台所以外の広いスペースで作業を行うことをおすすめします。台所は危険がいっぱいで、狭いため動きにくくなることもあります。包丁によるケガや事故を防ぐため、まずは包丁を使わずに広いスペースで一緒に作業しましょう。

約束事を決めて守る

特に台所での作業では、約束事を決めてそれを守ることが重要です。子どもとしては、ついついルールを破ってしまうこともあるかもしれませんが、台所での作業は危険なことが多いため、必ず約束を守るようにしましょう。

以下は、我が家で決めた約束事の例です。

・お母さんがキッチンを出る時は必ず一緒に出る(1人でキッチンに残らない)
・包丁・ピーラーは一人で触らない
・コンロには触らない
・料理中は絶対に手元から目を離さない

約束を守れなかった場合は、台所を出てもらう約束をすることも効果的です。
なるべく、お子さんの機嫌のよい時にやるのがポイントかもしれません。

また、ママやパパの時間的に余裕がある時にゆったりとした気持ちで取り組めると良いと思います。

子ども包丁の選び方

2歳から台所育児を始める場合、子ども包丁を用意することをおすすめします。子ども包丁は、子どもの手にフィットしやすいサイズで、安全に使えるような設計になっています。

子ども包丁を選ぶ際には、以下の条件を考慮してみてください。

・子どもの手に合うサイズであること
・刃が安全に使えるようになっていること
(実際に触ってみて安全性を確認すると良いでしょう
・手入れがしやすい素材であること

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⇒刃先が丸く、柄の部分に指を入れて固定できるリングが付いているので、力が弱くてもしっかり握ることが出来ます。
⇒食材を抑える指を守るプロテクトフィンガーも付いているので、指を切る心配もなく安心して見守れます。

少しお値段はしますが、見守る側のストレスも少なく安心して包丁を持たせることが出来るのでオススメです。

4. 子どもの興味を大切にする

2歳から始める台所育児では、子どもの興味や意欲を大切にしましょう。
子どもがやりたいと思ったことに対して、積極的に取り組むことで、より楽しみながら学ぶことができます。

作業内容は簡単なものから始めて、少しずつ難易度を上げていくと良いでしょう。
卵の割り方や野菜の皮むきなど、子どもが興味を持ちそうな作業を選んでみてください。

以上が2歳から台所育児を始める際のポイントです。子どもと一緒に料理をすることで、食材や調理の過程を体験し、食育にも繋がる貴重な時間となります。安全に注意しながら、楽しみながら台所育児を始めてみてください。

台所育児の実践例

台所育児は、包丁を使ったり料理することだけでなく、子供と一緒に食材に触れながらコミュニケーションをことも台所育児の一つの形です。

実際に台所育児を行っている先輩ママたちの実践例をご紹介します。以下は、子供と一緒にできる台所育児のアイデアです。

食材の洗い物や切り物

子供が小さいうちは、包丁を使うことはできませんが、食材の洗い物や切り物の手伝いからスタートすることができます。

例えば、子供に洗い物をさせたり、野菜の皮むきや果物の切り分けを手伝わせることができます。

これによって、子供は食材の扱い方や食材の種類を学ぶことができます。

具材の混ぜ込みやトッピングの手伝い

料理の最後の仕上げとして、具材の混ぜ込みやトッピングの手伝いをすることができます。

例えば、子供にパスタの具材を混ぜたり、ピザに具材をトッピングしたりしてもらうことができます。

このような活動を通じて、子供は自分でアレンジする楽しさや料理の創造性を学ぶことができます。

簡単な料理の一部を担当させる

子供の年齢や能力に応じて、簡単な料理の一部を担当させることもできます。

例えば、子供に卵料理の卵を割ったり、サンドイッチの具材を詰めたりする役割を与えることができます。

これによって、子供は自分の手で料理が作れることを実感し、達成感を味わうことができます。

子供向けレシピを一緒に作る

子供向けの簡単なレシピを見つけて、一緒に作ることもおすすめです。

例えば、子供と一緒にパンケーキやクッキーを作ったり、オムライスやハンバーグを作ったりすることができます。

子供向けのレシピは、子供が楽しみながら料理を学ぶことができるように工夫されています。

子供と一緒に食材を選ぶ

食材を選ぶところから子供と一緒に参加させることもできます。

例えば、子供に果物や野菜の色や形を見せながら、どれを選ぶかを選ばせることができます。

スーパーマーケットや農園に子供と出かけて、食材を一緒に選ぶことも楽しい体験です。

子供と一緒にテーブルをセッティングする

料理が完成したら、子供と一緒にテーブルをセッティングすることもできます。

例えば、子供にお皿を並べたり、ナプキンを折ったり、お箸をセットしたりする役割を与えることができます。

これによって、子供は食事の準備やマナーを学ぶことができます。

子供と一緒に台所で料理することで、子供は食材の扱い方や料理の工程を学びながら、達成感や自己肯定感を得ることができます。

注意点としては、子供の年齢や能力に合わせた役割を与えること、安全に気をつけながら行うことが重要です。

台所育児は楽しく子供と過ごす時間であり、子供の成長を促す貴重な経験となるでしょう。

我が子の台所育児を通しての変化

私自身も子どもが2歳半を過ぎたころから、積極的に台所育児に取り組んできました。
台所育児を通して以下のような変化がありました。

・買い物中の食材への興味や名前を覚えるようになった。
・買い物の食材選びや手伝いをしてくれるようになった。
・料理の味見では好き嫌いなく食べるようになった。
・自分で作った時の食事は完食率が高くなった。
・子どもの自信や気持ち的満足感が感じられた。
・食事中の会話がより盛り上がるようになった。
台所育児をしてみて、良い変化がたくさんありました。
時間的に余裕がないと中々取り組めない部分もありますが、休日の夕方ごろからのんびり一緒に料理をしたり、平日の忙しい時には盛り付けとセッティングだけでも喜んでやってくれました。
普段の遊びとはまた違って、有意義な時間・コミュニケーションになると感じました。

まとめ

台所育児は子どもにとって実りの多い経験となるでしょう。食材の扱い方や調理の過程を体験することで、食への理解が深まり、健康的な食習慣の形成にもつながります。

今しかできない子どもとの絆を深めながら、食育や自立心の育成にもつながる素晴らしい取り組みです。子どもの成長に合わせて工程や難易度を上げていくことで、子ども自身の成長を促すことができます。

ぜひ、手探りではじめてみてはいかがでしょうか。

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