
管理栄養士の臨地実習ってどんなことをするのかな?

もうすぐ臨地実習が始まるけど、初めての事で不安だな~

では、そんな方のために管理栄養士になるための臨地実習の内容や心得、私の経験談を含めてお伝えしようと思います。参考にしてみてください。
管理栄養士養成施設の臨地実習
管理栄養士養成施設の臨地実習は単位取得のために必ず通らなければならないカリキュラムとして組まれています。栄養士免許の取得にも関わってくる大事な実習となります。
詳しくは厚生労働省のホームページに記載されていますが、1週間45時間程度を1単位とし、計4単位以上の実習を給食経営管理、公衆栄養、臨床栄養の分野において行われます。

各学校によって違いはあると思いますが、私の場合、介護老人福祉施設で2週間、病院で2週間、希望者のみ追加でその他施設、保育園で1週間実習を行いました。
病院・保育園・福祉施設・社員食堂などから、実習施設の希望を出しました。基本的に実習施設の場所は選べず、自宅からの距離などを考慮して振り分けられる形でした。
実習の内容【体験談】


ここからは、私が実際に経験した内容でご紹介します。各実習先によって内容はかなり違う部分があると思いますので参考程度にして頂けたらと思います。
介護老人福祉施設(2週間)
介護老人福祉施設の実習では、はじめの1週間は給食現場がメインで、盛り付けや食事を運ぶ手伝いをしました。仕込みや調理は一切しませんでした。

施設によって、させてもらえる業務に違いもありますし、限りがあるものですね
現場以外の時間は、福祉施設における管理栄養士の役割や仕事内容を教えて頂いたり、また利用者の方々とお話をしながら、一緒にレクレーションをしたりと、特に利用者の方々とコミュニケーションをとる場面が多かったように思います。
また、2週目からは入居者の方の中から1人を担当し、その方の様々な状況を把握した上で、自分なりの栄養計画を立てて、最終日に管理栄養士の方に発表するという内容の実習でした。

この実習では、給食管理を学んだというよりは、福祉施設における管理栄養士の仕事を学んだという内容でした。
他の実習先に行った友達は「ひたすら仕込みの手伝いをした」という人や「2週間ずっと厨房だった」という人など、実習内容に違いや差があるのは確かです。
なので、どんな実習内容だったのか友達と経験談を共有してみると良いかもしれません。
病院(2週間)
病院の実習では、1週目の午前中は給食現場で仕込み、調理、入れ込み、洗浄などをさせてもらい、午後は献立作成の課題に取り組みました。
課題の内容は、指定されたエネルギー量で1日分3食の献立を、常食から立てて、軟菜食に展開するというものでした。
成分表を使って、手書き、電卓でひたすら計算しました。
期限までに何とか作って提出し、添削してもらいましたが、まあ酷かったですよね…

学生の頃の私にはかなり難しかった…
食材のグラムやそれに対する調味料の量、給油率など分からな過ぎて、献立作成が全然進みませんでした。
ですがそんな時、調理のためのベーシックデータがかなり役に立ちました。
調味パーセントや吸油率なども載っているので、1冊持っておく便利かもしれません。
一応貼っておきますね↓
2週目は、担当する患者さんを割り振られ、実際に栄養管理計画を立てて発表するという内容でした。まさしく臨床栄養の内容ですね。
患者さんのカルテを見せてもらい、毎日バイタルを確認したり、実際に患者さんのもとへ行き、食事の摂取状況や治療の経過を確認しながら栄養管理計画を立てました。
また、管理栄養士の方と一緒にNST回診やカンファなどにも参加させてもらい、他職種とのつながりや医師の方に質問をする機会なども頂けて貴重な内容の実習が経験できました。
保育園(1週間)
保育園の実習では1週間と短期間での実習でしたが、厨房業務を一通り、納品、仕込み、調理、調乳など行い、これまで体験してきた施設との違いも含めて勉強することが出来ました。
特に、離乳食の進め方や幼児食、発育、食育など応用栄養学で学ぶ部分をより実践的に知ることが出来たし、保育園での栄養士・管理栄養士の役割の部分を確認できたと思います。

保育園では栄養士も園児と関わる時間が多くあり、子どもたちの元気な姿に癒される場面もありました。
実習前に準備しておくこと

実習に臨むにあたって、実習先が決まったらまずは下調べをしてみてください。
施設の概要やどのような特徴があるのか把握しておくことで、自分はこの実習で何を学びたいのかイメージしやすくなると思います。
実習先で事前打ち合わせもあると思いますが、実習のスケジュールも確認した上で予習を行い、あらかじめ質問する内容を決めておくのも良いと思います。
実習中に気を付けること

実習中に気を付けることとして、身だしなみや時間、マナーを守ることはもちろんですが、一番大切なのが自分の体調管理です。
管理栄養士の実習は食事に触れる作業や人とコミュニケーションをとる場面が多くあります。体調不良で実習に参加したらどうなるでしょうか。
指導してくださる方や施設の方々に迷惑がかかるだけでなく、実習生といえど給食現場に菌を持ち込んで集団食中毒を起こしてしまったり、重大なことになりうる可能性もあります。

実習中は帰ってからも日誌やレポートなどもあり忙しい毎日になると思いますが、しっかり睡眠をとって自分の体調管理を徹底し、それでも体調不良を起こしてしまった場合には無理せず休むようにしましょう。学校側、施設側でもどのように対応するのか事前にしっかり確認は取っておきましょう。
また、実習中に知り得たこと、個人情報などには守秘義務があります。行き帰りに友達と情報を含む話をしたり、また資料などの紛失にはくれぐれも注意しましょう。
実習に臨む心得

実習に臨む心得としては、何よりも積極性が大事だと思います。
いざ実習がはじまると緊張して中々質問が出来なかったり、慣れない環境で指示されたことをやるだけ、なんて事もあると思います。
ですが、せっかくの貴重な機会でもあるので疑問に思ったことはたくさん質問して、主体的に実習に取り組めるといいと思います。
そうすることで、将来自分は管理栄養士としてどんなところで、どのように働きたいのかイメージも出来るようになりますし、学校の授業では学べない、リアルな管理栄養士の働く姿を見て、体験して感じて欲しいと思います。
これから実習に行く方は、有意義な時間となりますよに、実りある実習になる事を願っています!